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スマホで測る!? 測量アプリの最前線に迫る

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こんにちは、アラキズム編集部です。

今回は、スマートフォンと小型機器だけで測量ができるという、革新的なアプリのデモンストレーションが現場で行われると聞き、アラキズム編集部が早速現地に向かいました。

当日は、測量アプリの説明と実演、そして現場社員からの熱いリアクションまで、充実した時間となりました。この企画を主導した岡田所長に、導入までの経緯やその魅力について伺いました。

簡単に使えることはもちろん、実用性を意識して設計されていました。このアプリを使用すれば、現場の省人化だけでなく、経験の浅い現場社員でもすぐに即戦力として測量ができるようになるとのことです。

デモンストレーションを一通り終えたので、このアプリの導入を検討している岡田所長にお話を伺いました。

編集部(以下、編):お疲れさまでした。このスマホの測量アプリを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

岡田所長(以下、所長):お疲れさまでした。4年前に外部講習に参加した時このアプリを知ってからずっと導入したいと思っていました。当時に比べて、技術も精度も格段に向上していますし、ようやく今が導入のタイミングだと判断しました。

編:実際にデモンストレーションを拝見しましたが、測量を実施してから結果が出るまでのスピードに驚きました。

所長:そうですね。以前は、軽トラいっぱいに機材を積み込み、2人がかりで測量を行なっていました。現場によっては測量機器の据え替えが何度も必要で、そのたびに時間も労力もかかっていました。しかし、測量アプリを使えば、ポケットからスマホを取り出し、電源をつけると同時にひとりで測量を開始することができます。いわゆる「働き方の変革(DX)」です。

編:女性社員からも「軽くて扱いやすい」との声が上がっていました。

所長:そうなんです。測量機器って本当に重くて、体力も技術も必要でした。でもこの機器は、体力に自信のない人でも安心して使える。それに、ICTが当たり前という20代前半の社員でも、「こんな便利なものがあるのか!」と驚いていましたね。 

編:“ICTネイティブ世代”といわれる若手社員の皆さんも驚くレベルだったのですね。 

所長:そうですね。みんなすごいものを見たという感じでしたね。その世代が驚くということは画期的なものなのだと思います。

編:測量作業の進め方自体が変わっていきそうですね。 

所長:まさにそうです。これまでは、測量に多くの時間とコストがかかっていました。加えて、出来形確認の検査のために余分な作業が必要になることもあり、現場の負担は大きいものでした。しかし、このアプリを使えば、必要なタイミングで手軽に測量ができ、進捗状況をリアルタイムで把握できます。職人さんへの指示も即座に出せるため、現場全体の効率が飛躍的に向上します。また、社員の負担を増やすことなく、要所をしっかり押さえた管理が可能です。こうした背景から、このアプリを導入し、よりスマートで効率的な現場づくりを目指しています。

編:導入された際には、ぜひ現場の反応を改めて取材させてください。

所長:もちろんです。その際はぜひ取材に来てください。

荒木組では、こうした最新技術を積極的に取り入れながら、現場の負担軽減と生産性の向上を目指しています。スマホ測量が建設現場にどんな変化をもたらすのか、今後も目が離せません!