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やさしい日本語体感会

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建設現場から始まる、多文化共生への一歩。

建設業界では年々、外国人労働者の受け入れが増加しています。技能実習生や特定技能制度を活用し、各社が外国人材とともに現場を支える時代になりつつあります。日本で長く就労する外国人も増え、「一緒に働く」だけでなく、「安心して長く働き続けられる環境づくり」が重要な使命となっています。

そうした背景のもと、6月16日(午前・午後の2回)にアラキ・アカデミーの一環として、協力会社の経営者や、外国人労働者へ指導する立場の方を対象とした「やさしい日本語体感会」を開催しました。

協力会社では、ミャンマーやベトナム、インドネシアの労働者が多いとのこと。やはり、普段のコミュニケーションで苦労することもあるそうです。講師に岡山外語学院 日本語教員の中島正恵先生と佐藤恭子先生をお迎えし、日常的な会話や現場での指示を「誰にでも分かりやすく伝える」ための方法を学びました。

後半は、ワークショップ。ゲーム感覚で楽しみながら取り組みました。

「“既往症”って日本人でも難しい言葉ですよね」

「“時間帯”の“時間”は外国人にも分かるけど、“帯”ってどう説明すればいい?」

この日は外国人と同じように日本語に苦しみながら、実践的に学習しました。あいまいな表現を避け、具体的な言葉を紡ぎ出すことに参加者のみなさんは、改めて日本語の難しさを実感したようです。

やさしい日本語は、特別な日本語ではありません。難しい言い回しを避け、簡潔に、相手の立場に立って伝える“やさしさ”のある表現であり、異文化コミュニケーションに有効な手段です。外国人に限らず、すべての人に伝わるコミュニケーションとして、現場の安全やチームワークにも大きな効果をもたらします。

「外国人も、日本の企業を“選ぶ”時代」。

今後も現場での円滑なコミュニケーションを目指し、多様な人材にとって魅力ある職場づくりを目指していきたいと考えています。