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荒木組ミライ会議 Vol.4

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荒木常務と各部署の女性社員5名の座談会「建設女子の荒木組ミライ会議」。今回は、若手が活躍できる環境や、女性が少ない職場での働きやすい環境づくりについて語り合いました。

ー30年後、荒木組はどうなっていたいか?ー Vol.4

ーー同期や同世代の“横のつながり”はどうですか?

Hさん:荒木組の建築部と土木部は、それぞれで取り組み内容などが異なっていることもあり、部署間の連携があまり取れていませんでした。ですが、ここ最近になって若い世代から「お互いの情報共有をしたい」と社内全体で若手のつながりをつくろうとしています。具体的に何ができるかというのは思案中なのですが。今の若い世代は、チームワークで解決していこうとする気持ちが強いと思います。「同期の中から飛び抜けてやろう」という野心よりも、「みんなでやれば成功する」という考え方を強く感じます。

一同:なるほど。

Hさん:上の世代からは「チームよりもお互いをライバル視する風潮が強かった」という話を聞いたことがあります。でも、今の若い社員たちは、みんなで飲みに行ったり、遊びに行ったりするなど、プライベートでも集まっているみたいで、「みんなでがんばろう!」という空気感ができ上がっています。

Mさん:同期でスノボにも行きましたよ。

荒木常務(以下、常務):いいなあ(笑)。

Hさん:同期に女性がいたほうが、そのようなイベントが多いみたいですよ。

ーー建設会社で働く女性社員の皆さんにとって、働きやすい環境とはどういったものでしょうか?

Hさん:女性の現場監督がいると、現場の雰囲気が変わります。職人さんたちの雰囲気も変わります(笑)。ですので、建設業界を目指す女性が増えてくれればいいなと思っています。実は、昨年はインターンシップに参加してくださった女子学生さんが例年よりも多かったのですが、それは荒木組には施工管理職をはじめとする女性技術者が活躍しているから、「女性が働きやすい環境になっている」と思ってくれているのではないでしょうか。

Kさん:女性がいない現場に女性の新入社員が配属されると、心細く感じるかもしれませんね。

Hさん:「建設業界で働いている女性=事務職」というイメージがありますよね。女性自身も「技術者としては働けないから、事務しかできないのではないか」という気持ちがあると思います。そうではなくて、女性が技術者として活躍しているということを、会社としてアピールすることも大事なのではないかと思います。

常務:そうですね。実際に、バリバリと活躍していただいていますから。

荒木組としても、「性別関係なく、がんばる人に相応の仕事で能力を発揮していただく」というスタンスはこれからも変わらないですね。

Hさん:また、女性は入社する時にライフプランを考えると思います。

一同:そうですね。

Hさん:入社して、結婚、出産というイメージが今の建設業界ではわきにくいかもしれません。Kさんは営業職で活躍されていますが、産休・育休を取得された経験がありますよね?

Kさん:はい。確かに営業として、産休・育休後に復帰するというイメージはあまりなかったですね。産休に入る時は、「今まで積み上げてきたものがすべてなくなるのではないか?」と不安に思っていましたから。でも、会社や部署からご配慮をいただいて、営業として復帰することができました。周りに協力していただいたからこそ、気持ちを新たに仕事をがんばろうと思えましたね。

Hさん:今の若い男性社員も、育休を取得したいと考えている人が多いみたいですね。女性・男性に限らず、会社が社員の将来を考えてくれていると思うことができれば、「働きやすい会社」になっていくのではないかと思います。

常務:それは、本当にそうだと思います。

Hさん:子育てに限らずですが、親の介護なども会社がサポートをしてくれると思うことができれば、その会社で長く働きたいと思うのではないでしょうか。

常務:これからも福利厚生面については積極的に配慮していきます。大切なことは、一人ひとりに合わせた働き方ですね。また、介護休暇についても今後の課題です。新聞で読んだのですが、親の介護問題に直面した際に離職を考える人は40%もいるそうです。会社としては、単に休暇制度を設けるだけでなく、社員に寄り添うスタンスが大事だと考えています。

Hさん:私が以前働いていた会社では「子どもの参観日があるので、午後お休みをいただきたいです」と伝えると、あまりよく思われませんでした。

荒木組では「子どもの参観日なら、1日休んでもいいよ」と上司に配慮いただける、休暇を取得しやすい環境になっています。そのように周りに助けられているから、後輩社員にも同じようにしてあげたいと思っています。そういう良い循環をつくっていきたいですね。

Yさん:相談しやすい雰囲気をつくっていくことが大事ですね。

Nさん:土木部は現場に子育て世代の所長を配置したり、みんなで情報共有をしたりして、土木部全体で休暇を取得しやすいルールを整備しています。みんなが理解してくれることで、休みやすくなっているなと感じています。

Kさん:みんなが理解してくれているというのはありがたいですよね。

Nさん:そうなんです。だから相談しやすいですし、誰かが休むことになっても、仕事を回せるようにしていますね。

Yさん:私の部署は上司が家族を大事にしていて、家族が体調を崩した際は在宅ワークをするなど臨機応変に対応しています。

Hさん:上司が定時で退社されると、私たちも帰りやすいからありがたいですよね(笑)。これからの時代、8時~17時まで働くというスタンスがなくなるのではないかと思っています。現場はまだ難しいと思いますが、部署によってはフレックスタイム制のような働き方が増えるのかもしれません。その方が目的に合わせて効率的に働くことができそうですね。

Yさん:チーム全体でなくても、個人のやるべき仕事が終わったら、サッと退社できる環境づくりも必要かもしれませんね。

Mさん:現場では所長さん次第のところが大きいですね。昼間は現場に出て、夕方から事務作業になりますから、そのあたりからいろいろと改善していきたいですね。

Nさん:土木部では日中に現場に出ていても、隙間時間に事務作業をするように進めています。日中に現場管理と事務作業を終了させて、17時から片付けをして早く仕事を終わらせることを目標にしています。

常務:民間工事も適正工期が確保できるよう、改善が必要ですね。

Hさん:そうなんですよね。「早く終わらせましょう、早く帰りましょう、休みましょう」と言われますが、体が足りない(笑)。

Nさん:そこはなんとか、今後のロボットにお願いしたいですね(笑)。

常務:30年後、みんなが「働きがいがあるから働きやすい!」 と胸を張って言える環境にしていきましょう!

その結果、社員に「荒木組で働くことができてよかった」、お客様に「荒木組にお願いしてよかった」、協力会社さんに「荒木組の仲間でよかった」と思っていただければ、これほどうれしいことはないと思います。

女性社員一同:そうですね。これからも働きがいのある環境づくりを進めていきましょう! 

ーー座談会の最後に

常務:こんなふうに各部署の女性社員が集まって話し合うことは初めてだったので、いろいろな情報を聞くことができておもしろかったですね。

編集部:これからの荒木組について、大切なキーワードがたくさん出てきましたね。また新たなテーマで、2回目、3回目と開催したいと思います!

一同:今日はありがとうございました!