インタビュー
新人所長にインタビュー ―土木部 岡田所長編 第1回―
「現場所長って入社何年目でなれるの?」…そんな疑問を抱いたアラキズム編集部。このたび、晴れて現場所長としてデビューする新人所長さんのインタビューに成功しました!新人所長さんの奮闘を追っていきます。

現場スタート前にお話を伺った岡田所長
新人所長にインタビュー ―土木部 岡田所長編 第1回―
編集部(以下、編):これから、岡田さんのことを追いかけていこうと思います。よろしくお願いします。
岡田所長(以下、所長):よろしくお願いします!
編:所長は今、勤続何年目ですか?
所長:2013年に高卒で入社したので、2025年度で13年目になります。最初の6年目くらいまでは、下積みというわけではないですが、現場で測量や工事写真撮影、品質管理などの業務を担当していました。7年目くらいから、発注者と打合せをすることが多くなり、10年目を過ぎたあたりから、現場管理責任者に近い業務を行なっていました。
編:では、10年目を過ぎたころから、自分が実際に現場所長になる姿がイメージできたのですね。所長になるための特別な研修や勉強はするのですか?
所長:年に数回、教育訓練で学ぶこともありますが、基本的には毎日の業務の中で身に付けていきます。なので、所長デビューだから緊張しているということはないです(笑)。
編:やはり、所長を目指して仕事をしていたのですか?
所長:実はそこまで所長になることにこだわっていなくて。荒木組のカラーなのですが、若手社員の意見をしっかり聞いてくれて、若手がやりやすいように進めてくれる上司が多かったんです。自分が現場でやりたいと思ったことは、現場所長にプレゼンして採用してもらうことがたくさんありました。
編:次はどういった工事を担当されるのですか?
所長:岡山城近辺の河川の整備工事です。私はデジタルとか新しいことが好きなので、この工事にはどんどん取り入れていこうと考えています。
編:それは具体的にどういったものなのでしょうか?
所長:今回はAR技術を使うことを決めています。工事予定地にタブレットをかざすと、実際の工事の様子がタブレットに表示されます。これは発注者への説明用に使うのですが、工事にも取り入れられないか思案中です。会社の中期経営計画の中に「無人化推進」というキーワードがあって、それに向かって挑戦できればと思っています。
編:挑戦できることを楽しんでいるみたいですね。
所長:そうですね。私はいつもポジティブ精神で挑みます。例えば、ネットなどで「使わない方がよい」という意見のある道具も、現場に合わせて使い方を変えれば作業効率が良くなることもあります。そういう挑戦はこれまでもしてきました。仮に、本当に使わない方がよいという結果になった場合でもOKです。その結果が会社のノウハウになります。過去の現場でも、所長に頼んで取り入れてもらった技術が全然うまくいかなかったこともありました(笑)。でも、うまくいかないということが分かったので、それはそれでOKなんです。そういう空気感が荒木組にはあるので、挑戦しやすいですね。
編:これから始まる現場に向けて、目標にしていることはありますか?
所長:まずは、無事故無災害。これだけは絶対に達成しようという気持ちはありますし、次の現場で一緒に仕事をするメンバーにも話をしました。あとは、月1回の有給休暇取得と週1回の定時退社ですね。土木の現場は事務所に戻って事務作業をするので、どうしても定時退社が難しい部分があります。しかし、なんとかこの目標を達成したくて、現場メンバーにもアイデアを求めています。削減できた時間を使ってスキルアップを目指し、ワンステップ上の仕事ができるようになればよいなと思っています。
また、テーマもあります。それは、「チャレンジする現場」。私も含めて、この現場に関わるメンバーにはどんどんチャレンジをしてもらいたいと思います。デジタルについてもそうですし、私生活のことでも構いません(笑)。とにかくチャレンジを求めていきたいと思います。そのために、心にゆとりができる時間づくりが大切だと思っています。
編:チャレンジのための時間づくりも考えているのですね。
所長:そうですね。なので、私が若手メンバーの雑務を引き受けて、メンバーには新しい業務に挑んでもらいたいです。雑務で時間に追われると、若手のスキルアップにつながらないですからね。
編:若手メンバーのことも考えながら始まる新しい現場が楽しみですね。
所長:はい!こんなふうにお話しましたけど、実際にはどうなるか分からないので…。いざ現場が始まったら、ヘコんでいるかもしれないです(笑)。
編:それはそれで「岡田所長奮闘記」として、包み隠さずお話していただき、記事にさせてください!
所長:分かりました!
次回は、いよいよ始まる現場に取材に行きたいと思います!(続く)