連載
現場事務所ツアー:東畦現場事務所編(前編)
こんにちは、アラキズム編集部です。
各地の現場事務所を訪問し、“個性”あふれる工夫や雰囲気をご紹介する本企画。第4弾は、新入社員が2名配属された土木部の「東畦現場事務所」にお邪魔しました。

岡山市南区東畦にある現場事務所で、宮脇所長にお話を伺いました
編集部(以下、編):本日はよろしくお願いします。まずはこの事務所の使用期間を教えてください。
宮脇所長(以下、所長):こちらこそよろしくお願いします。この現場事務所は、2025年5月から9月末まで使用する予定です。
編:最初に感じたのですが、事務所の入口がとてもきれいですね!
所長:ありがとうございます(笑)。緑が好きというのもあるのですが、第一印象を大切にしています。ここは社員の出入口であると同時に、お客様の入口でもあるので、スッキリと清潔感のある印象にしたいと思って工夫しています。

出入口から見た時の様子
編:事務所づくりは、まずどこから考え始めるのですか?
所長:最初に考えるのは、社員一人ひとりの事務スペースですね。今回は特に、新入社員が2名いますので、コミュニケーションが取りやすいレイアウトにしました。パソコン作業中でも顔が見えやすく、声をかけやすいようにしています。
編:朝礼のスタイルも印象的でした。
所長:毎朝、若手社員がモニターを使って1日の業務内容を説明しています。この並びなら、各自の席から朝礼に参加できますし、工事画面をモニターで常時表示しているので、現場の様子や完成形も視覚的に把握しやすくなっています。

コミュニケーションの取りやすさに配慮したレイアウト
編:立体図面が表示できるのもポイントですね。
所長:はい。土木工事には立ち入ってはいけない危険な箇所があります。平面図だけではイメージが難しいのですが、立体図で示せば、新入社員にも伝わりやすいです。
編:ホワイトボードアプリも導入されていますね。
所長:以前はホワイトボードを写真に撮って印刷し、それを現場に持って行っていましたが、今はスマートフォンでいつでも確認できるようになり、ペーパーレスで効率化できています。

モニターで常に現場の様子が確認できます
編:コピー機の位置にも工夫があるとお聞きしました。
所長:コピー機は事務所の中央に配置しています。これで社員全員が最短距離で利用でき、動線もスムーズになりました。
編:壁には所長と現場社員の皆さんの“夢”の掲示やユニークなポスターもありますね。
所長:“大きな夢”と“月ごとの小さな夢”を掲示するのは、私の現場で毎回実施している取り組みです。夢を書くことで人となりが見え、職場内のコミュニケーション促進にもつながっています。また、私が作成したキャラクターや「いいねグッド」のコーナーもその一環です。良い行動にスポットを当てる場をつくりたくて始めました。

これが社員さんの個人的な夢・目標シート

このキャラクターは所長の自作です

これが「いいねグッド」コーナー
編:現場の雰囲気がとても温かく感じられました。本日はありがとうございました!
次回は、現場での工夫や日々の取り組みについて、現場社員の皆さんに詳しくお話を伺っていきます。お楽しみに!(後編に続く)