荒木組ワークス

仮囲いアートプロジェクト(前編)

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こんにちは、アラキズム編集部です。今回私たちは、新築工事と解体工事が同時に進められている旭川荘の現場を取材しました。現場の仮囲いに旭川荘の利用者さんが描いた絵を飾る「仮囲いアートプロジェクト」が計画されているとのことで、板村所長にお話を伺います。

編集部(以下、編):本日はよろしくお願いします。

板村所長(以下、所長):よろしくお願いします。

編:先日、動画の撮影でこちらに伺いましたが、新しい工事が始まっているのですね。

所長:そうですね。新築工事が始まる一方で、古くなった建物の解体も同時に進めています。同じ敷地内で新築と解体を同時に行うのは珍しいケースだと思います。

編:今回の「仮囲いアートプロジェクト」は、どのような経緯で始められたのですか。

所長:今回の現場は、利用者さんの散歩コースや月1回開催されるイベント広場の向かいに位置しており、いろいろな方が通る場所となっています。工事現場は作業に伴い、音や振動が生じるため、どうしても周囲の方々にご不便をおかけすることがあります。そこで「工事現場を身近に感じてもらえるような企画をしたい」と考え、このプロジェクトを立ち上げました。

編:以前からこのような企画をされていたのですか。

所長:実は現場ごとで行うかどうかは所長の判断にまかされています。以前、保育園の工事では園児の皆さんに仮囲いに絵を描いてもらったことがあり、とても好評でした。その経験から「自分が所長になったら必ずやりたい」と思っていたんです。

編:念願の実行ですね。

所長:そうなんです(笑)。建設業のイメージアップにもつながりますし、特に利用者さんがいる現場では、周囲とのコミュニケーションがとても大事です。こうした取り組みを通じて風通しを良くしていきたいと思っています。

編:ちなみに、今回の現場で所長デビューということですが、緊張はありますか。

所長:特に緊張はありませんね。ただ、利用者さんの生活に直結する電気や水道を扱うので、そちらの方がよほど緊張しますし、責任を強く感じています。

編:今回の取り組みはどのように進めているのですか。

所長:紙を配布して、そこに自由に絵を描いていただいています。参加されるグループごとに雰囲気の違う作品ができるのでおもしろいですね。子どもから大人まで幅広い利用者さんに参加していただいています。

編:先ほど見学させてもらいましたが、皆さん楽しそうに描かれていました。

所長:そうですね。当初は10枚程度集まればと思っていたのですが、施設の方から「少なすぎる」と言われまして(笑)。最終的には30枚程度集まる予定です。思った以上に規模が大きくなりました。

編:うれしい誤算ですね。

所長:皆さんが楽しんでくださっていて何よりです。これによって施設の方やイベントに来られる方々にも、建設業や荒木組を身近に感じてもらえたらうれしいです。地域の方とのコミュニケーションが生まれるきっかけになればと思っています。

編:絵が実際に貼り出されたら、また取材させてください。

所長:ぜひ!その時は今回の仮囲いだけでなく、新しい取り組みについてもお話しできればと思います。