荒木組ワークス
仮囲いアートプロジェクト(後編)
こんにちは、アラキズム編集部です。前回ご紹介した、旭川荘の新築・解体工事現場で進められている「仮囲いアートプロジェクト」。旭川荘の利用者の皆さんが描いた絵が実際に仮囲いに掲示されたということで、再び板村所長にお話を伺いました。

アートプロジェクトの評判は…?
編集部(以下、編):板村所長、こんにちは。いよいよアートプロジェクトが始まりましたね。何か反響はありましたか?
板村所長(以下、所長):おかげさまで好評です。作品を飾った直後に施設内でイベントがあって、近隣の方々や学校関係者、地域のご家族など、多くの方に見ていただきました。その場で直接「素敵ですね」「明るい雰囲気になりましたね」といった感想を聞くことができたのはうれしかったです。
編:作品を描かれた利用者の方たちの反応も気になります。
所長:はい。自分の作品を指さして「これ私が描いたんですよ」と教えてくださった方もいて、すごくうれしそうでした。そういう光景を実際に見ることができて、この企画の目的でもあった“施設の利用者さんとのコミュニケーション”が新たに生まれたなと感じました。

制作風景を取材させてもらった作品がありました。大迫力!


見入ってしまうほど丁寧に創り込まれた作品も


ほっこりするような作品もありました


編:実際に掲示された作品を見てみると、本当にカラフルで見応えがありますね。
所長:ありがとうございます。普段から創作活動をされている方の作品もありますが、このプロジェクトのために新しく絵を描いてくださった方も多かったんですよ。世代や表現の幅が広くて、見ていて飽きないですよね。施設の職員さんやご家族の方もすごく喜んでくださいました。
編:前回、「地域の方にも良い印象を持ってもらえるような現場にしたい」と話されていましたよね。
所長:はい。そういった意味でも、手応えは感じています。やはり工事というと作業音や重機の動きなどから、どうしても“少しとっつきにくい”印象を持たれがちなんです。ですが、こうしたアートプロジェクトを通じて「見て楽しい現場」になったと思いますし、地域の方々と私たちが歩み寄るきっかけにもなりました。
編:とても素敵な取り組みですね。次の展開も期待していいですか?
所長:そうですね(笑)。今回の経験を生かして、また新しい形で地域の方々とつながりができる企画を考えたいです。
編:本日はありがとうございました!
所長:ありがとうございました。